浸食

青森県主催の美大生を対象とした県の企画に応募し、参加したときの作品。青森に長期滞在し、友人と二人で自然と人工物をテーマに、地元で採取した素材を用いて野外でのインスタレーション作品を制作した。
こんなにも自然に囲まれた東通村の海でさえゴミであふれていた。リサイクルなどといいながらも、人の住むところにはゴミがあふれ、自然が人間の作った人工物によって浸食されていくのを感じた。私たちが今目にしているものは、果たして本当に自然なのか?目的と意識を無くしてしまえば、すべてはゴミになりうる。自然と物とゴミと、その境界線は紙一重だ。不可思議な生物と、ゴミで作られた木で、村の中の自然の一角を不可思議な空間に変え、世界が浸食されて行く様を表現した。

[浸食] 青森県 東通村 2002